「明日の神話」誘致 2007.8.4
「被爆体験から明日の平和に貢献」をテーマに、岡本太郎の「明日の神話」を広島に常設展示し悲劇に屈しない人間の誇りを啓蒙する。
広島鯉城ライオンズクラブは「明日の神話」の広島誘致を応援しています。
2003年秋、長らく行方がわからなくなっていた岡本太郎作の巨大壁画「明日の神話」がメキシコシティ郊外で発見されました。「太陽の塔」と同時期に制作され”塔と対をなす”といわれるこの作品は、激しい色彩とタッチで原水爆の残酷さと愚かさを描き出し、だが、被害者の嘆きではない。原爆の炸裂した瞬間に、人間の誇りとエネルギーもまた同じ強烈さで燃え上がるのだ。「明日の神話」が生まれるのだ。という確信にみちたメッセージを伝えています。
岡本太郎の最高傑作のひとつであり、岡本芸術の系譜の中でも欠くべからざる極めて重要な作品です。
しかし、残念な事に長年にわたって劣悪な環境に放置されていたため、作品は大きなダメージを負っていました。そこで岡本太郎記念現代芸術振興財団は、この作品を日本に移送し、修復した後に広く一般に公開する「明日の神話」プロジェクトを立ち上げました。作品はすでに日本への移送が完了し、2006年6月には修復が完了しました。
広島鯉城ライオンズクラブでは悲劇に屈しない人間の誇りを啓発する、この「明日の神話」を広島に誘致するため、8月4日(金)中国新聞に全紙二面の意見広告を掲載する等、広島誘致会とのコラボレーションで、誘致活動を進めています。