子供見守り活動支援 2007.5.22
「広島の子供たちに平和と安心を」をテーマに市民のニーズの高い子供の安全確保対策を支援します。
広島市は、いま日本の他都市同様、市民の安全確保が大きな課題となっています。
広島は、世界の平和都市広島を標榜していますが、廿日市の女子高生殺害事件のように凶悪犯罪が増える傾向にあります。
最近、全国の人たちが心を痛めた事件として海田女児殺害事件がありました。昨年11月22日、下校途中の小学校1年生「木下あいり」ちゃんを自宅アパートに連れ込んで殺害、遺体をダンボールに入れて遺棄するという悲惨なものでした。全国でも一昨年11月の奈良市の当時小学1年生の女児が下校途中で連れ去られ殺された事件の後であっただけに、全国的な関心を呼びました。
広島市は、このような悲惨な事件を二度と起こさせてはならないとの決意のもと、昨年12月7日に、市長を本部長とする「広島市子どもの安全対策推進本部」を設置し、諸施策を実施していくことになりました。中でも、子どもを犯罪から守るために、最も重要なことは、子どもの近くに大人や地域の目が常に注がれる状況を作り出すことであるとの判断から、広島市は「子どもの見守り活動10万人構想」を打ち上げ、次代を担う子どもを地域で守っていく体制づくりを進めています。
広島市が、真に平和で、安全な都市生活を実現し、それにより世界に平和をアピールしていくためには、大きな課題が山積みしています。広島鯉城ライオンズクラブでは、まず身近で切実な課題である子どもの安全を守ることから進めていく必要があるとの考えにに至りました。
そこで、広島鯉城ライオンズクラブと広島ニューライオンズクラブは、協同で市の活動に参画・支援することを決め、子どもの登下校の通学路等をパトロールする車両ならびに青色発光ベスト等を寄贈し子どもの安全を確保するとともに、市が制定した「子ども安全の日」等も含め地域への啓発を図ることにしました。
・マツダキャロル666X(658CC、エアコンつき) 8台
・見守り巡回のための備品(青色発光LEDベスト24着、青色合図灯24本、帽子24個)
5月22日(火)広島市庁舎前で寄贈式を実施